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プロスポーツ選手の妻の「内助の功」
執筆者:CFP ® 中里邦宏
じめに
プロチームに入れるのは、星の数ほどの希望者の中から選ばれた一握りの選手のみ。さらにプロチームに入れても、周りは一流のメンバーですから日々の頑張りをご覧になっていると思います。

そのため、ご主人が良い成績を出せるように、何かチカラになれることとして、食生活の栄養管理をされている方も多いのではないでしょうか。色々と勉強をされ疲労状態を考えながら日々の献立を立てることは素敵な内助の功だと思います。

家計管理も大切な役割ですよね。報酬が高額であるほど、付き合いはもちろん、日々の生活費として出て行くお金も多いと思います。

人間は現在の状況が続くと錯覚する傾向があると行動経済学という学問でも実証されていますので、高額な収入と支出により家計管理はにはご苦労されていると思います。
ロ野球選手VSサラリーマンの収入
日本プロ野球選手会公表の2009年のデータを見てみましょう。

プロ野球日本人選手の平均年俸は3793万円と、一般のサラリーマン男性の500万円(平成21年分民間給与実態統計調査結果)の約7.5倍になっています。このことから、多くのプロ野球選手は会社員に比べてかなりゆとりのある生活をされているのではないでしょうか。

過去の引退選手から算出したプロ野球平均在籍年数は8.5年ということですので、選手としての収入の合計は3億2000万円程度と、大卒サラリーマンの生涯年収は2億8000万円程度ですので、現役時代だけでサラリーマンの生涯年収を越えることになります。

実は、ここに落とし穴があります。それは手取りです。

プロ野球選手の手取りは年俸の55%〜65%程度になりますが、サラリーマン世帯は年収の70%〜80%程度になります。
■3億2000万円の60%は、1億9200万円
■2億8000万円の75%は、2億1000万円

このように逆転する理由は所得税です。所得税は収入に応じて高くなる仕組みになっているため、一時期に多くの収入を得るプロ野球選手には不利に働いてしまうのです。

また、別の視点で見ると多くのプロ野球選手が高額な収入を得られるのは30歳前後まであり、再就職したとしても人生90年時代の収入の大半を現役時代に稼ぐことになります。

例えば高校卒業から30歳までで引退するとすれば、現役時の12年間での貯蓄が残り60年間の生活水準を決めることになるのです。

そのため、現役時代にどれだけ将来を見据えて、備える行動ができるかが大切といえます。
ロスポーツ選手の妻ができること
現役引退後の生活に不安を感じていてる場合には、将来不安を払拭できるような具体的な目標の設定をすれば良いのです。

これは、プロスポーツアスリート選手が今期の目標を設定されるのと同様です。
目標設定により行動する動機とやる気が生まれるはずです。

ご主人が本業に集中できる家庭環境作りをされてみてはいかがでしょうか。

スマプロがそのサポートをさせていただきます。
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